β遮断薬のデメリット

あがり症に効果的な対処法の一つとして、あがり症の原因となる神経伝達物質の分泌を抑えるβ遮断薬という薬の服用が挙げられます。β遮断薬は、心筋梗塞や不整脈といった心臓病を予防するための薬として、医療機関でも使われているので安全性は高いと言えます。しかし、心臓への作用が大きいということで、誰でも使用できるわけではないという点がデメリットとして挙げられます。重い心臓障害刺激伝達や心不全など、心臓に関する重い病を患っている人やぜんそく持ちの人などは、β遮断薬を服用すると病状が悪化したり、発作を誘発する恐れがあるので服用はできません。

更に、血糖値を下げるための薬を服用している糖尿病の人も、β遮断薬の服用により薬の副作用が出やすくなるので服用はおすすめできません。やはり、高齢の方は心臓への負担が大きく、発作などを起こしやすいので服用には十分注意する必要があります。また、若くて健康な人であっても、服用前に医師の診察を受けて、心電図や血液検査を行っておいたほうが安心できると言えます。

また、β遮断薬は即効性に優れ、緊張を強いられるような試験や演奏会などの1時間前ぐらいに服用すれば、数時間はリラックスした状態が保てますが、逆に薬が切れるとまた症状が出てしまいます。定期的に服用することで、徐々にあがり症の症状を改善することができますが、あまり薬に頼りすぎると薬を服用していない時に、突如緊張したり不安になる場面に遭遇した際に、更にひどいあがり症の症状が出てしまうというデメリットもあるので、薬に依存し過ぎないように気をつけることも大切です。
 

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